△JR東日本の房総特急「さざなみ号」(E257)
JR東日本の特急列車のうち、房総半島を走る列車には、JR総武本線を走る「しおさい号」、JR外房線を走る「わかしお号」「新宿わかしお号」、JR内房線を走る「さざなみ号」、「新宿さざなみ号」があります。それらは「房総特急」と呼ばれています。
2018年3月17日のダイヤ改正を機に、それらJR房総特急の全列車に指定席が設けられることが発表されました。
それまで、房総特急は通勤時間帯に走る車両については普通車指定席が設けられていなかったのですが、指定席を設けることで、確実に着席したいというサラリーマン・OLの要望に対応した形となります。
京王電鉄の「京王ライナー」、JR東日本の「湘南ライナー「青梅ライナー」、西武鉄道の「拝島ライナー」など首都圏を中心に座席指定の列車が大人気です。そのように別途料金を支払っても着席して通勤することを望んでいる層が増えていることが背景にあるのかもしれません。
さらに、それら房総特急について指定席およびグリーン車の車内改札を省略されるとのこと。通勤時間はどうしても寝起きだったり仕事終わりだったりして眠たいもの。着席後は検札を気にせず休めるとなると、精神的にもリラックスできて利便性も高まりそうです。
△JR東日本の房総特急「さざなみ号」(E257)の座席
なお、全車両指定席が導入されることを受け、房総特急の一部区間に席数限定で、インターネット予約限定のオトクきっぷ「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」も発売されます(指定席特急料金が割引になります)。こちらはJR東日本の会員サイト「えきねっと」に無料登録することで購入することができるようになっています。
JR東日本の房総特急について「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」が発売される区間は以下となります。
特急「しおさい号」:東京駅〜千葉駅・四街道駅
特急「わかしお号」:東京駅〜海浜幕張駅・蘇我駅
特急「さざなみ号」:東京駅〜海浜幕張駅・蘇我駅
特急「新宿わかしお号」:新宿駅〜船橋駅・津田沼駅・千葉駅
特急「新宿さざなみ号」:新宿駅〜船橋駅・津田沼駅・千葉駅
△グリーン車を連結した房総特急「新宿さざなみ号」(255)
JR房総特急の「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」の利用期間は2018年3月17日〜9月30日となっています。
通常期の特急券は1030円ですが、「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」ではスタートキャンペーン期間となる2018年3月17日〜4月27日が通常の45%引(560円)、それ以降は35%引(660円)と大幅に割引となります。
「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」の販売期間は、乗車日の1カ月前〜乗車駅出発6分前です。
JR東日本「えきねっと」の無料登録はこちら→
※なお「えきねっとトクだ値(料金券のみ)」の割引はあくまでも指定席特急料金に関して適用されるものです。乗車するには普通乗車券(あるいは定期券、SUICAなど)も必要です