△梅田〜河原町を結ぶ阪急電鉄の臨時快速列車「京とれいん」
京とれいんは、大阪の梅田〜京都の河原町を結ぶ観光仕様の臨時快速特急列車です。
かつて阪急電鉄京都線の特急列車として活躍していた6300系電車を改造した車両。通常期は、土日祝日に一日4往復しています。
外観は阪急電鉄のベーシックカラーであるマルーン色をベース。側面と先頭車両には京扇子が描かれています。
車内は「和モダン」をテーマにデザインが施されています。阪急電鉄の快速特急「京とれいん」は6両編成での運行。全車両自由席で、予約や特急料金は不要です。
特に目を見張るのは、3,4号車。こちらの2両は「京町屋」をイメージした車両です。
格子戸を表現した仕切り壁、畳が張られた座席など、個室風のゆったりとした空間で人気が高いです。
△京町屋をイメージした「京とれいん」3、4号車の車内
1、2、5、6号車はダークブラウンの床・壁のなかに、2列×2列の転換式クロスシートが配されています。1、2号車の座席は「蘭の華散らし」をモチーフにした鮮やかな色彩。
△鮮やかなムードの阪急電鉄の「京とれいん」1、2号車の車内
5、6号車は深い緑色をベースにした落ち着いたムードに仕上がっています。壁には竹や波を表現したアートが飾られているなど、京都の風情が随所に演出されています。
特急料金不要でありながら、そのクオリティの高い車両だといえるでしょう。
△落ち着いたムードの阪急電鉄の「京とれいん」5、6号車の車内
(車窓概要)大阪キタの中心地「梅田」を後にした阪急電鉄の快速特急列車「京とれいんは」たくさんの観光客たちを乗せ、なにわ淀川花火大会など催される淀川を渡って阪急京都線のレールを北上していきます。茨木市駅、高槻市駅付近では高架を走り住宅街や生駒山を見渡すことができます。嵐山に関する観光案内が4ケ国放送で車内に流れ、天王山の山麓を駆け抜けると京都府へ。
桂駅は観光地嵐山へ向かう嵐山線の分岐駅です。地下に入り烏丸駅に停車するとほどなくして阪急電鉄の快速特急列車「京とれいんは」終点の河原町駅に到着。河原町付近は京都一の繁華街です。
△河原町駅に停車する京とれいん
(列車時刻表)阪急電鉄の列車時刻表はこちら
(停車駅)梅田駅、十三駅、淡路駅、桂駅、烏丸駅、河原町駅