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△2013年にデビューした近鉄特急しまかぜ号50000系

特急しまかぜ号は、伊勢神宮の20年ぶりの遷宮を機に、伊勢志摩方面の観光強化を目的に導入された近鉄電車の特急列車です。「しまかぜ」という列車名は志摩地方に吹さわやかな風が由来となっています。そのとおり、外観はさわやかな空を想起させるブルーにクリスタルホワイト、ファインブルーが塗装色に用いられています。
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2018年で近鉄電車に特急しまかぜ号(50000系)がデビューして5年となりました。現在は大阪難波〜賢島、京都〜賢島、近鉄名古屋〜賢島を走り、いずれも時期によってはチケット入手困難の人気特急列車として定着しています。

6両編成2本で37億円という巨額の資金が投入されただけあって、そのつくりは近鉄特急のなかでも抜きんでてゴージャス。車内の随所に上質な旅空間が演出されています。
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特急しまかぜ号はダブルデッガー、ハイデッガー、平床タイプの車両で編成。座席は2+1列のデラックスカータイプ座席がベースになっています。
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△ゆったりくつろげそうな近鉄特急しまかぜ号のプレミアムシート

各座席は本革使用で電動レッグレストやエアクッションなどを装備。座席のシートピッチは1250oと私鉄の有料特急のなかでは最大級でゆったりすることができます。
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先頭車両(1、6号車)は展望車両。多面体のようなガラス窓からワイドな車窓風景を眺望できます。2、5号車がプレミアムシート車両、4号車(車両によっては3号車)にはグループ向けのサロン席、和風個室、洋風個室も設けられています。
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△グループ向けの個室も設置

3号車(列車によっては4号車)は2階建てタイプのカフェ車両になっていて、海鮮ピラフや松阪牛カレーなど沿線の味覚やドリンクを味わえるようになっています。

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△伊勢志摩グルメを味わえる近鉄特急しまかぜ号のカフェ車両

※特急しまかぜの空席状況、運転日、予約方法などについては近鉄電車のしまかぜHPをご覧ください
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特急しまかぜの停車駅

【大阪難波 〜 賢島の停車駅】:大阪難波駅、大阪上本町駅、鶴橋駅、大和八木駅、伊勢市駅、宇治山田駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅
【京都 〜 賢島の停車駅】:京都駅、近鉄丹波橋駅、大和西大寺駅、大和八木駅、伊勢市駅、宇治山田駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅
【近鉄名古屋 〜 賢島の停車駅】:近鉄名古屋駅、近鉄四日市駅、伊勢市駅、宇治山田駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅」
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