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JR東日本(東日本旅客鉄道)は JR山手線や東北新幹線などで自動運転を導入することを検討していると発表しました。

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JR東日本(東日本旅客鉄道)いつから無人運転をスタートするかは現時点では明らかにされていませんが、「大丈夫か!?」と思われた方も多いのではないでしょうか。なぜなら、電車といえば運転手と車掌が乗車するものだという既成概念があるだろうからです。殊に乗車率の高いJR山手線での自動運転は大胆な構想だといえるでしょう。

2018年現在、JR東日本(東日本旅客鉄道)が検討している自動運転とはどのような運転かというと、第一段階として想定しているのは、車掌のみが乗車するスタイル。運転はコンピューターによるシステムによって自動で行い、車掌は緊急時に対応する役割を担います。そして将来的には完全なる無人運転を目指していく方針であるとのこと。
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ちなみに、全国には完全無人運転を既に行っている交通システムも存在します。例えば、東京都の新橋から豊洲間を結ぶ「ゆりかもめ」、三宮からポートアイランドを結ぶ「ポートライナー」、大阪市住之江区を走る「南港ポートタウン線」など。また、現在建設中のリニア中央新幹線では運転士なしの自動運転が検討されていますし、JR九州でもJR東日本と同じく自動運転の研究を進めています。

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AIの開発が進む昨今、鉄道についても時代の波は「自動運転」に流れていくのでしょう。

ちなみに、どうしてJR東日本(東日本旅客鉄道)が自動運転を検討しているのかというと、近い将来に起こるだろう深刻な人手不足を解消するため。団塊の世代が大量に退社するときに運転士、車掌不足が想定されそれに対応するためということです。

いずれにしてもJR山手線や東北新幹線で自動運転を実現するには、安全性の確保や法の整備はじめ、さまざまなハードルがあることでしょう。JR東日本(東日本旅客鉄道)のこれからの技術開発やソフト面での取り組みに注目していきたいと思います。