JR高崎線を走る快速列車のひとつに「快速アーバン」があります。何の名称もついていない快速列車もJR高崎線内に走っているだけに、列車名がついている快速列車は特別感があるかもしれません。しかし、快速アーバンに使用されている車両は首都圏を走る通勤列車(E231系、E233系の車両)と何変わりはありません。
車両の多くはロングシートとボックス席の車両が占めています。そのなかで、4〜5号車はグリーン車となっており、乗車には乗車券に加えて、別途普通車グリーン券も必要になります。
快速アーバンのグリーン車(4〜5号車)の座席表(座席配置図)は次のようになっています。
△快速アーバングリーン車(4〜5号車)の座席表(座席配置図)
グリーン車がある4号車と5号車の連結部付近には、トイレや洗面所、車掌室も設けられています。
座席は全席リクライニングシート。ゆったりと背もたれを倒してくつろぐことができます。シートピッチは950mmと特急列車グリーン車に比べるとやや狭い印象。
4号車、5号車ともに快速アーバンのグリーン車には二階席、平屋席、階下席が設けられています。
快速アーバンの場合、グリーン車は指定席でないことから、自由に座席を選ぶことができます。
二階席は高い位置からワイドな車窓を楽しめるとあって、特に観光客に人気。平屋席はスタンダードな位置にありますが、ドアと近く階段を上り下りする手間を省くことができます。
階下席は一段低い位置から非日常的な車窓を楽しむことができ、揺れが少ないというメリットもあります。快速アーバンの停車駅は、上野、赤羽、浦和、大宮、上尾、桶川、鴻巣、熊谷、以降各駅停車。上野からは上野東京ラインに乗り入れる列車は東海道線内は各駅に停車します。