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首都圏には、快速アクティー、快速ラビット、快速アーバンといった快速列車が走っています。それらの快速列車は4〜5号車にグリーン車(普通列車グリーン車)が連結されています。


普通列車グリーン車に乗車するためには、乗車券に加えて別途、普通列車グリーン券を買い求めなければなりません。グリーン券の料金は事前購入の平日で50qまで770円、51q以上980円と、人によっては高すぎると感じるかもしれません。


また、普通列車グリーン車は自由席設定であるため、万が一、グリーン車が満席の場合、グリーン券を購入したのにデッキに立ちっぱなしになってしまうというリスクもあります。



しかし快速アクティー、快速アーバン、快速ラビットともに、首都圏を走る快速列車のグリーン車は軒並み高い人気を誇っています。一体、それら普通列車グリーン車にはどんな魅力があるのでしょうか?普通列車グリーン車を普段からよく利用している人の声などを参考に、そのメリットについて以下7つにまとめてみました。

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メリット@「全席リクライニングシートで快適そのもの」


快速アクティー、快速ラビット、快速アーバンほか首都圏を走る快速列車は10両編成または15両編成での運行となります。15両編成の場合、そのうち13両は通勤型の一般車両で座席はロングシートまたはボックス席となります。ロングシートはもちろんのこと、ボックス席は座席が硬めで、お世辞にも長距離移動には適してはいません(お尻が痛くなります)。

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一方グリーン車は全席シートピッチ980oのリクライニングシートです。座り心地もよいですし、足元もゆったりとしていて快適そのもの。グレードからすると特急列車グリーン車座席には及ばないものの、特急列車普通車レベルの快適性は確保できているのではないでしょうか。


ですから、普通列車グリーン券を購入して座席を確保できた場合、ゆったりしたリクライニングシートに腰をかけて長時間の移動もラクラクできるというメリットがあるのです。



メリットA「通勤ラッシュを避けることができる」


朝夕の通勤ラッシュ時は、首都圏の鉄道車両の多くは人であふれかえります。終始立ちっぱなしの上、押し合いへし合いの満員電車。そんな満員電車では体力も消耗しますし多大なストレスが蓄積されることでしょう。


一方、快速アクティーなどのグリーン車の場合、そんな首都圏ならではの通勤ラッシュを避けることができます。グリーン車に乗車するには、乗車券のほかグリーン料金を上乗せしなければならないため、乗客数は一般車両と比べると格段に少なく、座席に座って通勤・通学をできる可能性が一般車両に比べて高いからです。


なお、普通列車グリーン車は指定席ではないため、満席となれば座ることができずデッキか通路で立っておくということになってしまいます。それでも一般車両のような込み合いとは無縁の世界であるため、仮にグリーン車が満席であってもグリーン車を選ぶ人も少なくないようです。

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メリットB「ビジネスマンは仕事がはかどる」


快速アクティーほか首都圏を走る快速列車のグリーン車座席には机が設けられています。ですから、グリーン車の座席を確保できた場合、机の上にノートパソコンを乗せて文書作成やメールのチェックなど少しした作業をすることができるというわけです。学生の人なら参考書や問題集を広げて勉強を進めることもできることでしょう。


そんな意味で、グリーン料金を別途支払ってグリーン車に乗車することは通勤・通学の移動時間を有意義に使えるというメリットがあるといえそうです。


メリットC「きれいなグリーン車専用トイレを使える」


快速アクティー、快速アーバン、快速ラビットなど首都圏を走る快速列車は10両編成または15両編成という長大編成での運行が基本となります。一般車両にもトイレは設けられてはいるのですが、3か所しかないため、トイレがある車両を探し回らなければなりません。しかも一般車両は乗客が多いだけにすぐに使用できるとも限りません。

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一方、グリーン車両(4号車、5号車)の場合、連結部付近に設けられているので車両をあちこち移動する必要はありません。また、グリーン車のトイレは真空式できれいですし乗客が少ない分、空いていることが多いという安心感もあります。


また、グリーン車のトイレの前には洗面所もあるので、歯磨きをしたり髭をそったりと身だしなみを整えるにも便利だといえるでしょう。


メリットD「グリーン車には静寂さがある」


一般車両の場合、人の出入りが多く、朝夕は通勤中の学生が騒いだり、夜は酒を飲んだサラリーマン・OLたちが大きな声で会話したりすることがしばしばあるものです。一方のグリーン車の場合、車両の防音設備も充実していますし、乗客の数が少なく静寂さが保たれていることがほとんどです。移動時間を静かに過ごしたい人にとって、グリーン車の「静寂さ」は大きな価値だといえるでしょう。


メリットE「嗜好に合わせて3種類の座席から選べる」

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快速アクティーほか首都圏を走る快速列車グリーン車は、2階建てグリーン車となっています。高い位置からワイドな車窓風景を楽しめる「二階席」、揺れが少なく読書やパソコン作業に便利な「1階席」、出入り口やトイレから近いメリットがある「平屋席」と3種類の座席が設けられています。


普通列車グリーン車は自由席であるため、空席があればその日の気分に応じて好きな座席をチョイスできるというわけです。値段も同じです。「今日は海を眺めたいから2階席にしようかな」「今日は眠たいから階下席で睡眠をとろうかな」といったような座席選びをできるととうのもグリーン車ならではの楽しみだといえそうです。

2階席の座席と車窓


2階席、平屋席、1階席のうち、圧倒的に人気が高いのは「2階席」です。空や山の見える面積が大きく眺望がよいからだと思います。

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※グリーン車(2階席)からの車窓(側面展望)はこちらの動画をご覧ください



グリーン車(平屋席)の座席と車窓


グリーン車の車端部にある平屋席は、目線の高さは一般的な車両と変わりませんが、個人的には一番お気に入りの席です。なぜなら、2階席、1階席の場合、静かすぎて、電車に乗車している感覚がやや薄いからです。平屋席はジョイント音が心地よく伝わってきます。また、ドアからすぐの位置にあるため、列車の乗降がしやすいというメリットもあります。
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※グリーン車(平屋席)からの車窓(側面展望)はこちらの動画をご覧ください



グリーン車(1階席)の座席と車窓


グリーン車の1階席は地上に近い目線からの車窓を楽しむことができます。人気の2階席と比べると人の数が圧倒的に少ないので、静かにゆったり乗車時間を過ごしたい人におすすめです。
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※グリーン車(1階席)からの車窓(側面展望)はこちらの動画をご覧ください


メリットF「車内販売でドリンクなどを購入できる」


電車に乗ったのはいいものの、移動中に何か飲み物を飲みたくなって・・という経験は誰にもあるかもしれません。といっても、わざわざ途中下車して目的地の到着が遅らせるもの嫌だし・・そんなとき、普通列車グリーン車の車内販売サービスは重宝します。というのは、グリーン車にはグリーンアテンダントが車内販売をして巡回していてスナック菓子やビール、ソフトドリンク、お茶などを購入することができるのです。夏場ならジャガリコを酒のつまみにキンキンに冷えたビールをぐいっと一杯といったこともできるわけです。