関西圏には特急並みのスピードで京阪神を結ぶ新快速列車が走っています。2019年春からJR京都線、JR神戸線、JR琵琶湖線を走る新快速列車の一部に有料座席が導入されることが話題になっています。この新快速の有料座席ですが、10月のJR西日本社長による定例会見によって詳細が明らかになってきました。
まずこの有料座席の名称は「Aシート」と決定。AはAmenity(快適性)の頭文字をとったものであるとのこと。
Aシート用の車両は新造するのではなく、223系車両が改造されてつくられる予定。

▲関西圏を走る新快速列車に導入される有料座席Aシートの概要(出典:JR西日本)
12両編成のうち有料座席「Aシート」は9号車に組み込まれることになります。車両の外観では窓の下にブルーのラインが入ることで外からも一目で見分けることができるようになります。こちらはJR北海道の快速エアポートと似ているといえるでしょう。
有料座席Aシートの座席は全席リクライニングシート。新快速列車の一般車両は回転クロスシートまたはボックスシートですが、リクライニングシート化することで背もたれを倒してゆったりとくつろげるようになります。指定席というわけではなく、JR東日本のグリーン車と同じように自由席という設定です。
その他、車内設備としては、スマートフォンなどを充電できる電源コンセント、無料WIFI,テーブルなども設置。さらにドア付近には仕切り、荷物スペースも設けられ、照明や内装も変更される予定。気になる新快速列車の有料座席Aシート着席料金は500円。乗車するためには乗車券に加えて500円がかかるということになります。