IMG_289系)
△JR西日本289系特急型車両
JR西日本によると、2019年春からJR神戸線に通勤特急列車がデビューすることが決まったのだそうです。

その通勤特急列車の名称は「らくラクはりま号」。列車名は、通勤通学客たちがラッシュ時も「らくラク」移動してもらいたいという意からきています。

通勤特急列車の名称は「らくラクはりま号」の運行区間は、姫路〜大阪駅間で平日のラッシュ時に一日1往復走らせる予定
スポンサーリンク



<車両>

通勤特急「らくラクはりま号」に用いられる車両は「特急くろしお」「特急こうのとり」「特急きのさき」などにも使用されている281系特急型車両。

<編成>

通勤特急「らくラクはりま号」は6両編成。

1号車の先頭部分の半室がグリーン車、2〜3号車が自由席車両、1号車の半室および4〜6号車が普通車指定席車両になっています。全351座席のうち18席は女性専用席になっています。
IMG_JR西日本289系普通車(自由席/指定席)の座席(サーモンピンク)
△JR西日本289系普通車(自由席/指定席)の座席(サーモンピンク)

IMG_JR西日本289系 普通車(自由席/指定席)の座席(グレーブルー)
△JR西日本289系普通車(自由席/指定席)の座席(グレーブルー)


<料金>

通勤特急ラクらくはりま号は、有料特急列車です。例えば普通車自由席に乗車するには、普通運賃に加えて普通車自由席特急券も必要になります。

ちなみに普通車自由席特急券の値段は、大阪〜姫路間が970円、明石から大阪間970円、神戸〜大阪間650円、三宮〜大阪間650円などとなっています。

指定席の場合はさらに520円(通常期)が加算されグリーン車の場合はグリーン車特急料金も必要になります。
スポンサーリンク



<停車駅>

通勤特急「らくラクはりま号」の停車駅は姫路駅、加古川駅、西明石駅、明石駅、神戸駅、三宮駅、大阪駅。

新快速列車の停車駅とほぼ重なっていますが、新快速列車が停車する芦屋駅、尼崎駅については通勤特急「らくラクはりま号」は通過します。
IMG_JR西日本289系特急 グリーン車の座席
△JR西日本289系グリーン車の座席

(雑感)新快速列車が頻繁に往来するJR神戸線で通勤特急列車が走るというのは意外でした。

ただJR神戸線のラッシュ時における混雑度は関西エリアにおいてもトップクラス。特急料金を上乗せしてもゆったりと通勤通学をしたいという人は一定数見込めるかもしれません。首都圏では、グリーン券を購入してでも普通、快速列車の混雑を回避したいという層も一定数いますので。

一方で、長く座っていられるであろう姫路、西明石においては山陽新幹線との競合をどうしていくのかというのは気にかかるところ。

スポンサーリンク

JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。