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九州にはカラフルな特急列車がいくつか走っています。そのひとつに、JR九州の783系「特急ハウステンボス」があります。特急ハウステンボスは、長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」へのアクセス特急列車です。

博多駅を出発すると、鹿児島本線、長崎本線、佐世保線、大村線を経由して、終点のハウステンボス駅へ約1時間50分で結んでいます。
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特急ハウステンボスの外観は明るいオレンジ色。車両の色としては非常にインパクトがあり、遠くに走っていても、すぐに特急ハウステンボスだと分かります。なぜ、オレンジ色なのかというと、オレンジ色はオランダ王家のカラーであり、かつ、みんなの喜びの色だからなのだとか。


特急ハウステンボスは、外観だけではなく、車内も明るい色調にまとめられています。例えば、カーテンやリクライニングシートは、車内に入ったとき、思わず歓声を上げるほど、カラフルで楽しい色調に仕上げられています。
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また、特急ハウステンボスの車内には壁や床などに天然木がふんだんに使用されており、やさしく落ち着きがあるのも特徴です。
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デザインは水戸岡鋭治氏が担当。コンセプトは「そこはもうハウステンボス」です。座席は普通車(自由席、指定席)が2列+2列、先頭車両のグリーン車は2列×1列の座席配置になっています。グリーン車は、12席だけの華やかで優雅な空間、全面展望を楽しめるのもグリーン車ならではです。
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(オトク切符)

特急ハウステンボスには、オトクなきっぷ「エンジョイ!ハウステンボスきっぷ」もあります。ハウステンボス駅までの往復JR券とハウステンボスの「1DAYパスポート引換券」がセットになったきっぷ別個に購入するよりも料金がオトクになります。詳細はこちらから


(列車時刻表)
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特急ハウステンボスは、博多駅、および、ハウステンボス駅から1時間に1本ほど運行されています。特急ハウステンボスの時刻表はこちらから(下り(博多⇀ハウステンボス|上り(ハウステンボス⇀博多))

なお、時刻表に関して、秋のダイヤ改正により、それまで「ハウステンボス」のみだった列車名の表記が、「ハウステンボス」、「ハウステンボス(リレーかもめ)」の2種類になりました。

「ハウステンボス」「ハウステンボス(リレーカモメ)」の何が違うのかというと、武雄温泉駅で、西九州新幹線かもめと接続するか否かです。「ハウステンボス(リレーかもめ)」が西九州新幹線かもめと接続する列車に該当します。

「ハウステンボス(リレーかもめ)」は、武雄温泉駅では、新幹線ホームに発着し、長崎駅へ向かう新幹線かもめと対面乗り換えをできるようになっています。
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(停車駅)
博多駅、二日市駅、鳥栖駅、新鳥栖駅、吉野ヶ里公園駅、佐賀駅、江北駅、大町駅、高橋駅、武雄温泉駅、有田駅、早岐駅、ハウステンボス駅