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特急はまかぜは、大阪〜香住・浜坂・鳥取を山陽本線、播但線、山陰本線経由で結ぶJR西日本の特急列車です。1972年に運行をスタート。2022年現在は、キハ189系気動車が運用にあたっています。ステンレスの車体に茜色のラインが入った車両で、最高速度は130 km/hです。

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特急はまかぜは、通常は3両編成(1号車〜3号車)、または6両編成(1号車〜6号車)で運転されています。全席、普通車指定席でグリーン車はありません。また、普通車自由席も設定されていません。2+2列の座席配置で全席リクライニングシート。シートピッチは970oです。モケットは赤色で車端部座席にモバイル機器用コンセントが設置されています。

(車窓の見どころ)

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特急はまかぜは、大阪駅を出ると1時間ほどかけてJR神戸線を走って姫路駅へ向かいます。どの道中には、大阪や神戸の街並みが広がるほか、左車窓に瀬戸内海や明石海峡大橋、右車窓には六甲の山並みが過ぎていきます。

姫路駅進行方向が入れ替えかわります。播但線へ入ると、左車窓に国宝の姫路城が過ぎ、次第に列車は山間部へ。銀山で知られた生野駅や「天空の城」こと竹田城の最寄り駅・竹田駅などに停車。和田山駅からは山陰本線に入り、次は右車窓に円山川の流れをのぞみながら北上。

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▲円山川の流れ

カバンの産地である豊岡を過ぎると、西日本屈指の温泉地である城崎温泉の最寄り駅・城崎温泉駅に停車。さらに北上し、竹野駅を出ると、日本海が右車窓に広がり始めます。なかでも香住駅と浜坂駅のなかほどにある余部鉄橋からの日本海は絶景。この日本海の景色は、特急はまかぜの車窓風景のなかでも最もおすすめです。岩美駅を過ぎ次第に山間部から市街地に進むと、終点の鳥取駅に到着します。

特急はまかぜが走る沿線には、香住浜坂をはじめ、カニ漁で有名な港町が点在しているのも特徴です。おすすめのカニのシーズンは乗客が多め。冬季は臨時特急列車「かにカニはまかぜ」も運行されます。

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(停車駅)

大阪駅、三ノ宮駅、神戸駅、明石駅、西明石駅、加古川駅、姫路駅、福崎駅、寺前駅、生野駅、竹田駅、和田山駅、八鹿駅、江原駅、豊岡駅、城崎温泉駅、竹野駅、佐津駅、香住駅、浜坂駅、岩美駅、鳥取駅

(特急はまかぜ時刻表 鳥取方面)





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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。