そのようななか、JR東日本では燃料電池と蓄電池で走行する試験車両「HYBARI」の実証走行がスタート。同社でも2030年を目安に水素列車の導入を進めていくとのこと。
さらに、世界に目を移すと、ドイツでは2022年より、世界初、水素を燃料とする列車「Coradia iLint」の運行がスタート。最高速度が時速140km、航続距離1000km実現に加え、二酸化炭素の排出がなく、騒音も軽減されたことから世界中の注目が集まっています。
ディーゼルカーのアイドリング音などがつくりだす独特の旅風景が消えてしまうのは淋しい限りですが、クリーンなエネルギーで水素列車が山々を縫って走る未来の風景もまた素晴らしいものがあると感じます。