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大阪難波、近鉄奈良、京都を結ぶ近鉄電車の観光特急「あをによし」。「くつろぎの歴史旅」をコンセプトに天平時代を感じさせる高級感あふれる車両に仕上げられています。

(列車名「あをによし」の意味)

「あをによし」という一風変わった列車名ですが、その由来は、古都・奈良を導く「あをによし」という枕詞にあります。


枕詞「あをによし」を使った有名な和歌としては、例えば、以下のような歌があります。


あをによし、奈良の都は、咲く花の、にほふがごとく、今盛りなり


こちらは小野老(おののおゆ)が、赴任先の大宰府より奈良の都を想って詠んだもので、万葉集に収められています。


(車両の特徴)

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近鉄の観光特急「あをによし」の車体は天平時代に高貴な色とされた紫色がベース。正倉院の宝物をモチーフにした天平文様が随所にデザインされていて、エンブレムには縁起がよいとされる吉祥文様花喰鳥が起用されています。


(座席の特徴)


近鉄の観光特急「あをによし」は4両編成での運行。その座席には「ツインシート」、「サロンシート」の2種類があります。


「ツインシート」は1,3,4号車に設けらえている2人用の座席。向かい合わせのタイプとやや窓側に向いたタイプがあります。座席デザインには有名家具メーカーが関わっているだけに高級感とゆったり感が兼ね備わっている感じがします。なお、4号車の一角には沿線の見どころを紹介したライブラリーも設けられています。

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「サロンシート」は3〜4名用のグループ向け座席で2号車に3区画設けられています。パーテーションで区切られた半個室タイプの座席でワイワイおしゃべりを楽しむのに適した座席です。

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車内販売)



近鉄の観光特急「あをによし」の車内においては、2号車の一角に設けられた販売コーナにて車内販売がおこなわれています。メニューは、スウィーツであれば、あをによしバターサンド、まほろば大仏プリン大和抹茶ジェラートなど人気。


飲み物では、奈良のクラフトビール、季節のジュース、コーヒー、紅茶ほか。軽食では、百楽豚まん、カツサンド、ミックスナッツなど購入することができます。

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(運転日)

近鉄の観光列車「あをによし」は通常は木曜日を除く週6日が運転日になっています。毎日運行される列車ではないだけに、旅行日を決めたら、事前に運転日確認をしておくようにしましょう(運転日・時刻表はこちら


(料金)
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近鉄の観光列車「あをによし」に乗車するには、普通運賃、特急料金、特別車両料金が必要になります。


例えば大阪難波駅〜近鉄奈良駅の区間で乗車する場合、おとなひとりあたり普通運賃680円、特急料金520円、特別車両料金210円がかかります。つまり、料金としては計1410円が必要ということになります。



京都駅〜近鉄奈良駅の区間で乗車する場合は大人ひとりあたり普通料金760円、特急料金520円、特別車両料金210円が必要。ですから、計1490円がかかる計算となります。

※料金の詳細はこちら

なお、料金に関する注意点としては、近鉄の観光特急「あをによし」には1人用の座席は設けられていないということ。もし、1人で乗車する場合は、別途、子ども1人分の特急券・特別車両券が必要になります。


(停車駅)

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近鉄の観光特急「あをによし」の運転区間は、大阪難波駅〜近鉄奈良駅〜京都駅間が1日1往復、京都駅〜近鉄奈良間を1日3往復です。各区間における停車駅は以下のようになっています。


大阪難波駅〜近鉄奈良駅の停車駅:大阪難波駅、大阪上本町駅、鶴橋駅、生駒駅、学園前駅、近鉄奈良駅


京都駅〜近鉄奈良駅の停車駅:京都駅、近鉄丹波橋駅、大和西大寺駅、近鉄奈良駅



(特急券の予約・購入)


近鉄の観光特急「あをによし」の特急券は、インターネット近鉄駅窓口、旅行会社(近畿日本ツーリスト、日本旅行など)で購入することができます。

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JR特急列車に乗車する場合、みどりの窓口などで事前に座席指定券を予約しておくと便利。