JR東京駅東北新幹線から東海道・山陽新幹線に、直接乗換改札を経由して乗り換える流れを示した動画。




(乗り換えのポイント1)

 東京駅ではJR東日本管轄の東北新幹線とJR東海管轄の東海道新幹線では、新幹線であってもエリアが分断されています。乗り換えるとき、まず、その点をおさえておきましょう。

東北新幹線から東海道・山陽新幹線に乗り換えるルートはいくつかありますが、もし、両方の紙のきっぷを持っていたら、直接乗換改札を利用することで時間を節約してスピーディーに乗り換えることができます。

注意しておきたいポイントとして、直接乗換改札は、2023年現在、ICカードなどの媒体を使用することができず、紙のきっぷにしか対応していません

改札を通る際は、紙の新幹線きっぷ(乗車券、ここまでの特急券、この先の特急券)を通す必要がでてきます

逆にいうと、ICカード利用者や、東海道・山陽新幹線の新幹線きっぷを保有していない方の場合は、一度、JR線のりかえ口改札より在来線の構内に移動してから、東海道・山陽新幹線のりかえ口改札から入る必要があります。 あるいは、一度、改札外に出てから、在来線の改札、東海道・山陽新幹線乗換口改札を経る行動をしなければならないということになります。

そこあたり、東京駅で新幹線同士の乗り換えが複雑化している原因だと思います。 全体の割合で言うと、東北新幹線⇔東海道・山陽新幹線の直接乗換改札を利用できる人は、全体の10%ほどでしかないといわれています。利用できたら便利ですが、上記の理由からあらかじめ、利用できる条件に合致しているか確認しておく必要がありそうです。


「直接乗換改札」に向かうポイントとしては、東海道新幹線を降車してひとつ下の階に降りたら「東海道・山陽新幹線」と記された案内表示を探し、その矢印方向に歩くことです。

「直接乗換改札」の利用に便利な東北新幹線の号車

エスカレーター:5号車、9号車
階段:5号車、7号車、12号車
エレベーター:6〜7号車、10号車

※東北新幹線の編成は主に10両編成、17両編成ですが、それ以外の編成もあります。その影響で停車位置など変わってくる可能性もあるため、詳細はJR東日本等でご確認ください。