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2024年3月16日におこなわれる春のダイヤ改正。それに伴い、JR東海の特急列車「南紀」では一部区間においてワンマン運転がスタートします。特急南紀のワンマン運転がおこなわれるのは新宮駅紀伊勝浦駅間。ワンマン運転といっても、新宮駅と紀伊勝浦駅は今まで通り全てのドアが開閉されるため、乗客目線では乗車方法に変更はないとのこと。


特急南紀の車両は現在、最新型特急HC85系が使用されています。座席配置は2列+2列で全座席にコンセントが設置。無料Wi-Fiも利用可能になっています。


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特急列車のワンマン運転といえば、JR九州の一部ではおこなわれているものの、近畿圏ではなかなかインパクトが大きいといえます。というのは、JRの紀勢本線では普通列車のワンマン運転は広く普及していますが、特急列車では乗車率の低い列車でも運転手、車掌が乗車することがつづけられていたからです。



従来の有人運転からワンマン運転へJRの特急列車が移行することは、近畿の鉄道業界にとって重要なステップになるともいえます。運転士1人での運行への移行により、コスト削減につながり運営の効率化が期待されるからです。そんな意味でも、今回の試みは大きな一歩といえるでしょう。