▲キハ183系気動車の車両
特急大雪は、北海道の旭川〜網走間を結ぶJR北海道の特急列車です。2017年より運行がスタート。「大雪」という列車名は、かつてJR石北本線経由で運行していた急行大雪の名を復活させた形。道東にそびえる大雪山がその由来になっています。
特急大雪には183系特急型車両が使われています。通常期は4両編成での運行。1号車と3号車の半室が普通車指定席、3号車の半室と4号車が普通車自由席、2号車がグリーン車という車両編成になっています。
普通車の座席は2列+2列の座席配置。パープルをベースにしたモケットの座席。普通車としては窓が大きく切り取られて採光の良い車両となっています。
グリーン車はハイデッカータイプの車両。50p高い位置からの見晴らしは抜群で雄大な北海道ならではのワイドな車窓風景を存分に楽しめそう。全席にパソコン用コンセントを設置しておりビジネスユースにも便利な車両です。座席は2列+1列の座席配置で大型のハイバックシートが並びます。
(車窓概要)
旭川駅を出発した特急大雪は製紙工場を見下ろしながら東へ走っていきます。右車窓には列車名の由来となった大雪山がそびえます。上川駅を出ると北見峠越え。留辺蘂川に沿って勾配を上げていきます。上白滝駅からは湧別川に沿って下っていき遠軽駅へ。遠軽駅で進行方向が変わって次は常紋峠越え。女満別駅からは左車窓に網走湖を移しながら終点の網走駅に到着します。旭川駅〜網走駅の所要時間は約4時間です。
(時刻表)旭川駅の時刻表はこちら|網走駅の時刻表はこちら
(停車駅)旭川駅、上川駅、白滝駅、丸瀬布駅、遠軽駅、生田原駅駅、留辺蘂駅、北見駅、美幌駅、女満別駅、網走駅
※※大雪 1・2・3号:白滝を通過、大雪 4号:丸瀬布を通過