△JR北海道の快速エアポート(721系)(右)
3月26日、札幌ドームを本拠地とするプロ野球「北海道日本ハムファイターズ」の移転地が発表されました。
移転先は「北広島」!
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その報道で驚いた方も多いのではと思います。私もそのひとりで、北海道から中国地方へ!?とびっくりしました。
しかし報道をよく観ると、移転先は中国地方の広島ではなく、北海道の北広島市とのこと。
北広島とは一体どこなのかというと、このあたりになります。
△北海道日本ハムファイターズの移転先となる北広島の場所
北広島市は札幌市に隣接する地で、新千歳空港と札幌を結ぶJR千歳線がまちの中心を走っています。北海道日本ハムファイターズの新球場は北広島市内の「きたひろしま総合運動公園」に建設予定(開業は2023年予定)。JR千歳線の北広島駅から直線距離で1.5qほどの地点です。
北海道日本ハムファイターズの本拠地が北広島市に移転することで、「応援に行きにくくなるのでは?」と不安を感じておられる日ハムファンの方も少なくないことでしょう。ただ、その点、あまり心配はいらないかもしれません。というのは、北広島市は札幌駅から電車で乗り換えなしで行ける交通至便な場所にあるからです。
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例えば、札幌駅から北広島駅まで電車で移動するとすれば、JR千歳線の快速エアポートで約17分(3駅/片道大人450円※Uシート利用は別途要520円)、普通列車で約22分(6駅/片道大人450円)と乗り換えなしで移動することができます。
△新千歳空港駅に停車する快速エアポート(733系)
また、新千歳空港駅から北広島駅へ移動する場合も便利で、JR快速エアポートで約29分(4駅/片道大人590円※Uシート利用は別途要520円)普通列車で約35分(7駅、片道大人590円)とこちらも乗り換えなしで移動することができます。なお、快速エアポートはデイタイムは15分間隔で運行されているため、電車待ちで苦心する心配もなさそうです。
△快速エアポート(733系)普通車両の座席
△快速エアポート(733系)座席指定車両Uシートの座席
なお、北広島市は新球場前に新駅設置を要望しており、JR北海道も前向きに検討していることも報じられています。北広島駅から新球場建設予定地まで1.5qほど離れていますが、もし新駅が設置されるとなれば、電車を降りたらすぐ球場ということになり利便性はより一層高まるはずです。
もし新駅が設置された場合、快速エアポートの停車駅は次のようになるのではないかと予想されます。
小樽駅、南小樽駅、小樽築港駅、手稲駅、琴似駅、札幌駅、新札幌駅、(仮 北海道ボールパーク前)、北広島駅、恵庭駅、千歳駅、南千歳駅、新千歳空港駅
つまり、新千歳空港を利用して観光がてら野球観戦も楽しみたい方にとって、札幌・小樽の観光もセットで楽しみやすくなるということです。
ちなみに、どうして北海道日本ハムファイターズが札幌ドームを離れるのかというと、現在の本拠地である札幌ドームが第三セクター方式で運営されているため、収益面や条件面で折り合いが合わないから。球団に還元される収益が少ないことや、設備改修の問題などがあるのだとか。
2016年頃から移転先が検討されはじめ、「ひろしま総合運動公園」(北広島市)と「道立真駒内公園」(札幌市)が候補地としてノミネート。最終的に、敷地面積や行政支援の充実度などから「ひろしま総合運動公園」(北広島市)が移転先として正式に決定したという流れです。
今後は新球場の関連事業を進める新会社「北海道ボールパーク」のもと、きたひろしま総合運動公園内の建設予定地にドーム球場、飲食店、商業施設などの建設整備が進められていく予定。