
△郡山駅に停車するJR磐越西線の快速あいづライナー
福島県の郡山駅から会津若松駅を経由し、新潟県の新津駅までを結んでいる全長175.6kmのJR磐越西線。
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快速あいづライナーはそんな磐越西線のうち、郡山駅と会津若松駅の間を1日3往復している快速列車です。
快速あいづライナーの車両には2015年現在、特急形車両(485系)が中心に活躍しています。
1〜4号車が自由席で5、6号車が指定席という編成です。

△快速あいづライナーの座席
起点となる郡山駅は、東北新幹線や山形新幹線との乗換駅。
郡山市は東北地方で仙台市に次ぐ人口を誇る都市で、福島県最大の経済圏を成しているだけに、背の高いビルも多数林立してにぎわっています。
定刻に出発した快速あいづライナーは林立するアパートの間を縫いながらしばらくJR東北本線と並行して進んでいきます。
分岐してしばらくいくと車窓には田畑も広がってきます。その向こうに残雪の山々。一面の白銀の世界と雪を被った山の競演がすばらしい風景です。

「快速あいづライナー」は喜久田駅、安子ヶ島駅を通過。カーブを描きながら、西へ方向を変えていきます。
次第に高台に標高をあげ雑木林と小さい集落が過ぎていきます。川を渡り磐梯熱海駅に到着。
磐梯熱海駅周辺は小高い山に囲まれていて五百川の渓谷に沿って風格ある宿が連なっています。
磐梯熱海温泉 萩姫の湯 栄楽館はじめ、磐梯熱海温泉の温泉宿の数々です。
磐梯熱海温泉は郡山の奥座敷として栄えた温泉で、いわき湯本温泉、月岡温泉と並び、「磐越三美人湯」にも数えられています

△磐梯熱海駅の周辺。川を少しさかのぼると温泉宿が林立している
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渓流が流れ、うっすらと雪をかぶる山々が線路の先に連なっています。快速会津ライナーは山深い区間を進んでいきます。
小福山トンネルをくぐると急に雪深くなります。かつてスイッチバックがされていた中山宿駅を通過。ちいさな集落が過ぎていきます。
トンネルをくぐり「快速あいづライナー」は中山峠を越え。檜の木立を見下ろす高台を走ってまた山の中。トンネル小さな集落を抜けてまたトンネルへ・・。そして快速会津ライナーは会津地方へ入っていきます。
上戸駅を過ぎると、猪苗代湖に接近。関戸駅を通過すると左車窓には平地が広がり 前方に磐梯山が雄大にそびえているのが見えます。川桁駅を通過。
開けた明るい猪苗代盆地を快速あいづライナーは快走していきます。

猪苗代駅に停車。猪苗代駅は磐梯高原への玄関口です。平地を進み翁島駅通過すると、再び車窓に山がせまってきます。
曹鉄メタル工場が山の中にあらわれます。それにしても雪深いエリアです。
快速あいづライナーは磐梯町駅に停車。駅舎が雪で覆われれつららが幾本も下がっています。ひさしの深い赤い屋根の家々が点在しはじめたかと思うと再び山へ。
右車窓にダム湖が見え東長原駅を通過。進路を南へいき広田駅を過ぎます。
会津盆地を走っていく快速あいづライナー。柿がうら枯れています。平地の向こうにまちがひろがりはじめ広田駅通過。次第に家々が増え会津若松に到着しました。
会津若松は、会津藩の城下町として栄えたまち。会津若松城から3kmほど南には、2013年大河ドラマ「八重の桜」の舞台となった鶴ヶ城が雄大にそびえ立ちます。

△会津若松駅。城下町を思わせる風格ある駅
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JR磐越西線 快速あいづライナー DATA>
(
快速あいづライナーの時刻表)
時刻表(宿泊情報)会津の人気宿「
会津東山温泉 向瀧」

・・会津満載のレトロな旅館。赤瓦葺き入母屋根の玄関に、一歩足を踏み入れた瞬間から・・
快速あいづライナーの停車駅)
郡山駅、磐梯熱海駅、猪苗代駅、磐梯町駅、会津若松駅
(新潟エリア動画➀)新津〜磐越西線に入る列車はキハ110系ディーゼルカーなど活躍。以下は、新潟〜新津〜五泉間の車窓動画です。
新津〜田園が広がります。
(新潟エリア動画A)新型車両の気動車(GVE400系)がキハ40に置き換わる形で、磐越西線にも投入されています。以下の動画は磐越西線のうち、五泉〜三川間の動画です。
車窓の阿賀野川の流れが美しいです。