レトロな駅舎・遺構のカテゴリ記事一覧

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カテゴリ:レトロな駅舎・遺構

レトロな駅舎・遺構のカテゴリ記事一覧。JR特急列車や北陸新幹線ほか新幹線、JR快速・寝台特急、普通列車、私鉄などの車両、および、鉄道をつかったおすすめの「日本の旅」(北海道・東北・関東・北陸・東海北信越・関西・中国四国・九州)をテーマにしたブログ。写真や動画も盛り込んで紹介します。路線図、停車駅、座席、時刻表、撮影地、沿線の観光、駅弁、駅そば、駅舎他。

レトロな駅舎・遺構
関西には地方を中心に、味わい深い木造駅舎が点在していますが、JR関西本線の柘植駅(つげえき)もそのひとつです。1890年(明治23年)三重県内で初めての鉄道駅として開…

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レトロな駅舎・遺構
名古屋駅からJRを乗り継ぎ、三重県の伊勢・鳥羽方面へ向かう途中、歴史ある木造駅舎が近々、失われるという話を聞き、JR参宮線の田丸駅(たまるえき)に向かいました。田…

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レトロな駅舎・遺構
九州を旅すると、味わい深い古い木造の駅舎と出会うことがしばしばあります。JR長崎本線の肥前七浦駅(佐賀県鹿島市)もそのひとつです。長崎県の諫早駅から肥前浜行の普…

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レトロな駅舎・遺構
△秘境駅として知られるJR小和田駅に停車するJR飯田線の普通列車明確な定義はないものの、駅の周辺に集落や車道がない自然に囲まれた駅はいわゆる「秘境駅」と呼ばれて…

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レトロな駅舎・遺構
△国の登録有形文化財に登録されているJR岩徳線のJR西岩国駅広島県の岩国と言えば、錦帯橋があまりにも有名です。木造5連の反り橋で日本三名橋のひとつにも数えられて…

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レトロな駅舎・遺構
△2012年第一生命保険のCMに登場したJR姫新線の木造駅、美作江見駅JR姫新線は兵庫県の姫路駅と岡山県の新見駅を結ぶ総延長158kmの路線。1〜2両編成の気動車が中国…

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レトロな駅舎・遺構
△歴史情緒漂う、智頭急行の大原駅駅舎兵庫県の上郡駅と鳥取県の智頭駅を結ぶ智頭急行。その沿線にある大原駅は、平成6年(1994年)に智頭急行開通と同時に開業した岡山…

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IMG_7282JR城端線 福野駅.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△JR城端線(高岡〜城端)の気動車と福野駅富山県の高岡と城端を結ぶ全長29.9kmのJR城端線。スポンサーリンクsrc="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoog…

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IMG_1038半田駅 JR武豊線.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△現存するJR最古の跨線橋を有するJR武豊線半田駅の駅舎愛知県の大府駅から知多半島北岸にある武豊駅まで結ぶJR武豊線。武豊線は、愛知県で最も歴史のある路線です。スポ…

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IMG_4613富山地鉄(富山地方鉄道)の寺田駅に停車する宇奈月温泉行き普通列車.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△富山地鉄(富山地方鉄道)の寺田駅に停車する宇奈月温泉行き普通列車富山駅を起点に宇奈月温泉、黒部、立山など富山県東部のまちを結んでいる私鉄、富山地鉄(富山地方…

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レトロな駅舎・遺構
△富山地鉄には昭和の鉄道シーンの主役たちが現役で活躍中富山県を走る私鉄、富山地鉄(富山地方鉄道)には、昭和の香りがする古びた駅舎が多く点在しています。スポンサ…

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1 044丸太で組まれたレトロな雰囲気が魅力的なJR高山本線の飛騨小坂駅.jpg△..

レトロな駅舎・遺構
△丸太で組まれたレトロな雰囲気が魅力的なJR高山本線の飛騨小坂駅岐阜から飛騨山脈を抜けて富山までのびていJR高山本線。その沿線に飛騨小坂駅(ひだおさかえき)という…

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レトロな駅舎・遺構
△茅葺屋根を関する駅舎「湯野上温泉駅」に停車する会津鉄道の普通列車福島県会津地方を走る会津鉄道の沿線には、茅葺屋根を冠した駅舎が特徴的な「湯野上温泉駅」があり…

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レトロな駅舎・遺構
△レトロなムードが漂う木造駅舎、宝珠山駅JR九州のJR日田彦山線には、ホームに県境があるという珍しい駅があります。それは宝珠山駅(ほうしゅやまえき)という無人駅で…

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5 0和洋折衷の構造が特徴の、現JR奈良駅の北東18m地点にある旧奈良駅舎01.jpg△..

レトロな駅舎・遺構
△和洋折衷の構造が特徴の、現JR奈良駅の北東18m地点にある旧奈良駅舎現在のJR奈良駅は立体高架駅で、JR大和路線、JR奈良線、JR桜井線の列車が発着しています。スポンサ…

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レトロな駅舎・遺構
△伊予鉄道の路面電車と道後温泉駅道後温泉駅は愛媛県松山市内にある伊予鉄道(城南線)の駅で、名湯道後温泉の最寄り駅として知られています。スポンサーリンクsrc="//p…

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IMG_24杉板をつかった三角屋根が印象的な 掛川駅(北口)
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△杉板をつかった三角屋根が印象的な 掛川駅(北口)静岡県の西部に位置するまち掛川。戦国時代に掛川城を中心とする城下町として、江戸時代には東海道の宿場町として発…

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レトロな駅舎・遺構
△新橋駅日比谷口を出た広場(新橋駅SL広場)に展示されている蒸気機関車(C11-292) JR、東京メトロ、都営地下鉄、ゆりかもめの列車が乗り入れ一日40万人以上が利用し…

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IMG_077オフィッスビルに囲まれてひっそりと立つ旧新橋停留所7.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△オフィッスビルに囲まれてひっそりと立つ旧新橋停留所明治5年(1872年)10月14日、日本初の鉄道が新橋駅ー横浜駅間に敷設されたことは有名な話です。しかし、そのとき…

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IMG_048大正3年(1914年)開業当時の姿に復原され、2014年に100歳を迎えた東京駅。駅舎のレンガが重厚0.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△大正3年(1914年)開業当時の姿に復原され、2014年に100歳を迎えた東京駅。駅舎のレンガが重厚 2012年10月に大正3年(1914年)の開業当時の姿に復原された東京駅は、…

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IMG_7603明治31年に開業したJR桜井線の木造駅舎「京終駅」(きょうばてえき.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△明治31年に開業したJR桜井線の木造駅舎「京終駅」(きょうばてえき)JR奈良駅からJR桜井線(万葉まほろば線)の普通列車に乗りひと駅行った「京終駅」は、明治31年(18…

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IMG_764櫟本駅に停車するJR桜井線(万葉まほろば線)の列車1.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△櫟本駅に停車するJR桜井線(万葉まほろば線)の列車沿線に万葉集に詠まれた旧跡が多く、「万葉まほろば線」という愛称がつけられてるJR桜井線。スポンサーリンクsrc="/…

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IMG_201502レトロな雰囲気が漂うJR神戸駅の駅舎12_134418.jpg△..

レトロな駅舎・遺構
△レトロな雰囲気が漂うJR神戸駅の駅舎兵庫県神戸市中央区にある神戸駅は、JR東海道本線の西の終点でありJR山陽本線の起点となっている駅です。スポンサーリンクsrc="//p…

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IMG_02JR武豊線にある亀崎駅は明治19年(1886年)に開業した日本最古の現役駅舎73.JPG△..

レトロな駅舎・遺構
△JR武豊線にある亀崎駅は明治19年(1886年)に開業した日本最古の現役駅舎2015年3月1日、愛知県大府市の大府駅と知多半島の武豊駅を結ぶJR武豊線が電化されることにな…

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IMG_9567美作滝尾駅 JR因美線.JPG岡..

レトロな駅舎・遺構
岡山県の美作地方と鳥取県を結ぶJR因美線。その沿線に美作滝尾駅という、昭和3年に立てられた小さな木造の駅舎があります。スポンサーリンクsrc="//pagead2.googlesyndi…

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【木造駅舎】三重県内最古の鉄道駅、JR関西本線 柘植駅(つげえき)

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乗り換えさん ・・「鉄道駅での乗り換え」や「駅チカ観光」に関心がある方、必見です🚋✨
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関西には地方を中心に、味わい深い木造駅舎が点在していますが、JR関西本線柘植駅(つげえき)もそのひとつです。

1890年(明治23年)三重県内で初めての鉄道駅として開業。当時は関西鉄道の駅であったのですが1907年(明治40年)に国有化し、その2年後には関西本線の所属の駅となりました。

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柘植駅といえば、かつては、急行かすがはじめ、優等列車も停車した駅でしたが、現在では、JR関西本線の気動車(加茂〜亀山)とJR草津線の普通電車(草津〜柘植)がのんびり行き来するのみとなりました

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柘植駅の駅舎は屋根が瓦で葺かれており、木造の跨線橋には、忍者の絵が描かれています。どうして忍者なのかというと、柘植駅のある三重県伊賀市柘植は忍者の里だからです。

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何かと歴史を感じさせてくれる駅です。

JR参宮線「田丸駅」(たまるえき)木造駅舎の解体・建て替えをめぐり、惜しむ声

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名古屋駅からJRを乗り継ぎ、三重県の伊勢・鳥羽方面へ向かう途中、歴史ある木造駅舎が近々、失われるという話を聞き、JR参宮線の田丸駅(たまるえき)に向かいました。
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田丸駅はJR参宮線が開通した1893年に開業した駅。現存する木造駅舎は、1912年に立てられたもので、2022年12月現在、その風格あるたたづまいや国鉄時代を彷彿とさせる待合室が110年の歴史を感じさせてくれます

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田丸駅は地元の人々に愛されたばかりではなく、かつて小津安二郎監督の映画「浮草」のロケ地にもなったこともありました。

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しかし、老朽化には勝てず耐震性の問題が議論され、2022年度中に取り壊しによる建て替えがおこなわれることが決定しています。建て替え後は、列車待合いスペースをかねた新たな交流施設に生まれ変わるのだとか。

田丸駅の一角にある壁には、次のような寄せ書きが貼られていました。

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寄せ書きの一部を、以下、抜粋します。

寄せ書きの一部抜粋

「思い出いっぱいの田丸駅、とても寂しいです。新しくなってもよろしくお願いします。玉城大好き」

「文化財が一つ消滅するのは無念の極ですが、今後、何かにつながることを説に願います。」

「青春でした。ありがとう」

「特に通学でいっぱいお世話になりました。なんだかんだ愛着があるのでとても寂しいです・・・ありがとうございました!!」」

「高校の時にお世話になりました」

「娘が小中高12年間この駅舎から通学しました。帰ってくるのを迎えに来ていた父の姿も懐かしいです。新しい駅舎も楽しみです。」

「今まで本当にありがとう!ありがとう」

「4年半年間お世話になりました。美しい田丸駅舎から見える電車をすごくかっこよかったのが4年半年間通勤をした思い出と感謝の気持ちでいっぱいです。本当にいままで4年半年間ありがとうございました。さようなら ありがとう」

「初めて2人であった場所」

「I love Tamaru」

「感謝です 40代玉城町民」

「小学校からずっとお世話になっています。ありがとうございました」

「110年間、見守ってくれてありがとう」

「ご苦労様でした。人生で忘れることのない思い出をたくさんいただきました」

「高校からの7年ありがとう」」

「ありがとう田丸駅舎」

「ご苦労様でした。田丸駅永遠に不滅!」

「小津安二郎「浮草」ありがとう」

「青春でした」

「昭和、平成そして令和見守りお疲れ様でした。駅舎はなくなりますが、思い出と夢を乗せ永遠に電車は走ります(青春の城下町)」

「家族でお世話になりました。いろいろおもいでいっぱいです」

「田丸駅だいすき。毎朝使ってます!」

「田丸駅よくあそびました 大好きよ」

「一部でいいから残して欲しい!」

「田丸えきがこわされる。やだ〜な〜でも今までありがとう」

「最後に来られてよかった」

「初めて来たけど、とても味のある駅だ。もうすぐお別れだなんて残念ですね。写真いっぱい撮って帰ります。次来たときには・・」


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田丸駅がいかに地元の人々から親しまれてきたか伝わってきて胸がジンとしました。

■田丸駅(JR参宮線)時刻表 多気方面鳥羽方面

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JR長崎本線のの味わい深い木造駅舎「肥前七浦駅」

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九州を旅すると、味わい深い古い木造の駅舎と出会うことがしばしばあります。JR長崎本線肥前七浦駅(佐賀県鹿島市)もそのひとつです。
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長崎県の諫早駅から肥前浜行の普通列車(キハ47)に乗車したとき、たまたま間違えて降車した駅が肥前七浦駅でした。肥前七浦という駅名の読み方は「ひぜんななうら」です。
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高らかなディーゼルエンジンの音を立てて列車が行ってしまうと、その無人駅は一気にひっそりとしました。次の列車が1時間以上後ということもあり、駅周辺を撮影しながら散策してみたのですが、趣ある木造の駅舎に目を奪われました
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昭和9年(1934年)に開業して以来、国鉄時代の姿のままの木造駅舎。待合室のほか、かつての駅事務室も解放されていました。時代を感じさせるテーブル、ベンチ、木の棚・・。黒ずんだ金庫の上には黒電話も置かれていました。まるで、ときが昭和のまま止まったような駅舎。
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花瓶にはコスモスの花が丁寧に生けられており、地元の方々のもてなしの心が伝わってきました。
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肥前七浦駅やひと駅隣の肥前浜駅の近くには、かつて鹿島ガタリンピックが開催された干潟があるほか、祐徳稲荷神社、肥前浜宿など旅館・ホテルもあります。肥前七浦駅は、また明るい時間帯にも来てみたいと思う味わい深い駅でした。

木造駅舎が昔懐かしいJR飯田線の秘境駅 JR小和田駅

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△秘境駅として知られるJR小和田駅に停車するJR飯田線の普通列車

明確な定義はないものの、駅の周辺に集落や車道がない自然に囲まれた駅はいわゆる「秘境駅」と呼ばれています。
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秘境駅といえば、JR豊橋駅(愛知県豊橋市)とJR辰野駅(長野県上伊那郡)を結ぶ全長195.7kmのJR飯田線の沿線には手つかずの自然が多く残され、秘境駅の宝庫だといわれています。

その中で秘境駅として最も有名な存在が、静岡県・長野県・愛知県の県境に位置するJR小和田駅です。

<秘境駅JR小和田駅へ>

JR飯田線の列車は運行本数が少ない典型的なローカル線。

長野県の岡谷行のJR飯田線普通列車に乗り込むと、列車は宇連川や天竜川がつくりだす渓谷を縫うようにのんびり走り、幾多のトンネルを貫いていきました。

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大正ロマンを感じさせる駅舎を有す西岩国駅と徒歩圏内に架かる日本三名橋 錦帯橋(JR岩徳線|山口県岩国市)

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△国の登録有形文化財に登録されているJR岩徳線のJR西岩国駅

広島県の岩国と言えば、錦帯橋があまりにも有名です。木造5連の反り橋で日本三名橋のひとつにも数えられている木造の橋。
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錦帯橋へアクセスする場合、JR岩国駅や山陽新幹線のJR新岩国駅から5〜6kmほど離れています。

もし錦帯橋まで鉄道と徒歩でから行こうと思えば、岩国駅からJR岩徳線の列車に揺られてひと駅行ったJR西岩国駅(あるいはJR西岩国からさらにひと駅行ったJR川西駅)まで行けば錦帯橋は徒歩圏内となります。

JR西岩国駅は錦帯橋の玄関口であるとともに、国の登録有形文化財に登録されている大正ロマンを感じさせる古い駅舎が有する駅で、こちらも見どころがあります

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CMになった木造駅舎、JR姫新線の美作江見駅(岡山県美作市)

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△2012年第一生命保険のCMに登場したJR姫新線の木造駅、美作江見駅

JR姫新線は兵庫県の姫路駅と岡山県の新見駅を結ぶ総延長158kmの路線。1〜2両編成の気動車が中国山地の豊かな緑を割ってのんびり走っています。

その沿線にある美作江見駅は第一生命保険のテレビCMになったことでも知られる木造の駅です。
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津山からJR姫新線佐用行の普通列車に揺らること約30分、美作江見駅のホームに降り立ち列車が行ってしまうと辺りはしんと静まり返っていました。

美作江見駅は相対式2面2線ホーム。豊かな緑を背景に趣のある木造の駅舎がたたづんでいました。

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智頭急行の大原駅と旧因幡街道大原宿

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△歴史情緒漂う、智頭急行の大原駅駅舎

兵庫県の上郡駅と鳥取県の智頭駅を結ぶ智頭急行。

その沿線にある大原駅は、平成6年(1994年)に智頭急行開通と同時に開業した岡山県美作市にある駅です。
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智頭急行の大原駅は単式・島式2面3線のホーム。普通列車のほか、特急スーパーはくと号や特急スーパーいなば号も停車する沿線の主要駅のひとつです。

高架になったホームから階段を降りると、大原駅の駅舎が立っています。

駅舎の外観は瓦で葺かれ、大原宿の宿場町の風情が表現されたレトロなムード。

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(レトロな木造駅舎)JR城端線の福野駅(富山県南砺市)

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△JR城端線(高岡〜城端)の気動車と福野駅

富山県の高岡と城端を結ぶ全長29.9kmのJR城端線。
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JR城端線は明治30年(1897年)に開業した歴史ある路線のひとつで、沿線には古い木造駅舎が点在しています。
富山県南砺市の中心地に立つ福野駅も風格ある木造駅舎を構えています。

JR城端線の福野駅が開業したのは明治30年(1897年)のこと。当時、中越鉄道の終着駅として設けられました。

中越鉄道はその後、大正9年(1920年)に国有化され、国鉄中越線となって昭和17年(1942年)に城端線と改称され現在に至ります。

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△板張りの壁と瓦葺屋根の福野駅の外観

福野駅の駅舎の壁は、うす緑色のペンキで塗られた板張りの壁。屋根は重層な黒い瓦で葺かれています。
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また「福野駅」と駅名が隷書体で記されており、開業当初の昔懐かしい雰囲気が伝わってきます。

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△隷書体で書かれた駅名板もレトロ

福野駅の待合室は広々としていて昔ながらの木造ベンチに座布団が置かれています。

昔にタイムスリップするようなムードに包まれています。

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△福野駅の待合室も昔懐かしい空間

福野駅のホームは2面2線ホーム。改札口がある上りホームから下りホームの間へは跨線橋で渡れるようになっています。

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△福野駅のプラットホーム

時刻表)JR城端線の時刻表はこちら

(宿泊情報)福野タウンホテルア・ミュー
・・福野駅から徒歩約12分の距離にある人気シティホテル

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現存するJR最古の跨線橋を有す、半田駅(JR武豊線|愛知県半田市)

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△現存するJR最古の跨線橋を有するJR武豊線半田駅の駅舎

愛知県の大府駅から知多半島北岸にある武豊駅まで結ぶJR武豊線。武豊線は、愛知県で最も歴史のある路線です。
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敷設されたのは明治19年(1886年)のこと。東海道本線建設に必要な資材を、武豊港から陸揚げし陸路で運ぶために建設されました。

そのとき開業した駅は現在のJR武豊線の区間においては、武豊駅、半田駅、亀崎駅、緒川駅でした。

それから130年近いの年月が流れた現在、JR武豊線は電化され通勤・通学の足としてますますその利便性に期待が高まっています。

その一方で、沿線には、のどかな田園風景が残されるとともに、古き良き時代を物語るレトロな駅舎が点在しています。

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△現存するJR最古の跨線橋である、JR武豊線半田駅の跨線橋

レトロな駅舎といえば、JR武豊線の中ほどにある半田駅もそのひとつ。半田駅には、明治43年(1910年)に完成した現存するJR最古の跨線橋があります。

跨線橋入口の鉄製の柱には「明治四十三 鐵道新橋」という文字が刻まれ、その歴史の古さを物語っています。
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クリーム色と茶色のペンキが塗られた半田駅の跨線橋は内部も完成当時を感じさせる木造。

歩を進めていくと、トントントンとやわらかい木の反響音が心地よく跳ね返ってきます。

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△内部も完成当初の木造の、半田駅の跨線橋

なお、半田駅の跨線橋の脇に立つレンガ造りの油庫も年代もの。
(宿泊情報)JR半田駅に近いホテル・旅館


半田駅の油庫は跨線橋と同年代につくられたもので、かつて夜間信号機の火に用いる灯油が保管されていたのだとか。

木造駅舎とホームに昭和ムードが漂う富山地鉄(富山地方鉄道)の寺田駅

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△富山地鉄(富山地方鉄道)の寺田駅に停車する宇奈月温泉行き普通列車

富山駅を起点に宇奈月温泉、黒部、立山など富山県東部のまちを結んでいる私鉄、富山地鉄(富山地方鉄道)。
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富山地鉄(富山地方鉄道)には、昭和50年代に製造された14760系電車をはじめ元西武鉄道特急電車、元京阪特急列車ほか、昭和年代の鉄道シーンを彩った名列車が現役で活躍しています。

さらに富山地鉄の沿線には開業当初から残る木造駅舎も点在しており、より一層、昭和ムードを味わうことができます。

JR富山駅に隣接する電鉄富山駅から、地鉄本線の普通列車に30分ほど揺られたところにある寺田駅も風情ある木造駅舎を構える駅のひとつ。

富山地鉄(富山地方鉄道)の寺田駅は、昭和6年(1931年)に開業した駅。その切妻屋根は瓦で葺かており重層な雰囲気があります。

屋根の中央にあるちいさな三角屋根中央に掲げられた駅名板には、「驛田寺」という文字が刻まれています。旧字体の文字で右から左に読む形式も駅の長い歴史を感じさせます。
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改札口をくぐり寺田駅構内のちいさな踏切を渡ってホームにあがると、黒部や宇奈月温泉へ向かう地鉄本線(1,2番線)、立山へ向かう立山線(3、4番線)が分岐していく形で、扇状に線路が分かれています。

ホームは相対式4面4線ホームで緩やかに弧を描いています。

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△木のぬくもりを感じさせる富山地鉄(富山地方鉄道)の寺田駅ホーム

その島式ホーム中央部には木造の建物が立っており、それがまた独特の異彩を放っています。

この建物はかつて駅事務所や売店として機能していたそうですが、現在は乗り換え客たちの待合スペースとなっています。

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床までもが木造のホームが存在する、富山地鉄(富山地方鉄道)の稲荷町駅

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△富山地鉄には昭和の鉄道シーンの主役たちが現役で活躍中

富山県を走る私鉄、富山地鉄(富山地方鉄道)には、昭和の香りがする古びた駅舎が多く点在しています。
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北陸新幹線の延伸開業して新しく生まれ変わったJR富山駅から徒歩2分ほどのところに、富山地鉄(富山地方鉄道)の列車が発着している電鉄富山駅はあります。

富山地鉄(富山地方鉄道)では、かつて特急用車両だった14760系富山地鉄(富山地方鉄道)をはじめ、元京阪電鉄特急テレビカー3000系、元西武電鉄レッドアロー号5000系ほか、昭和の鉄道シーンの主役を飾った列車が在籍。

まさしく動く鉄道博物館といったムード。その沿線には、多くのレトロな駅舎が点在しています。

電鉄富山駅から1.6kmほど走った稲荷町駅もそのひとつ。

稲荷町駅は地鉄本線と不二越・上滝線が分岐する駅だけに、乗客が多く乗降しています。

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△電鉄富山駅からひとつめ、稲荷町駅の外観

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富山地鉄(富山地方鉄道)の稲荷町駅が開業したのは、富山地鉄の前身である富山軽便鉄道が開業した大正3年(1914年)のこと。

駅舎の入口は瓦屋根を冠しています。素朴なムードの待合室を過ぎ、 改札をくぐってすぐ右手にのびるのは、3番線ホーム(不二越・滝上線の上下線)。

ベンチ、屋根、そして床までもが木造です。床までもが木造という駅は、非常に珍しいです。

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△稲荷町駅3番線ホームは、なんと床までもが木造!

宇奈月・立山方面に行く乗客は、そこから地下道をくぐって各ホームに渡るようになっています。

その地下道も、古びた感じで、錆びた鉄、くすんだコンクリートが長い年月の経過を物語っています。

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JR高山本線にある丸太造りの駅舎「飛騨小坂駅(ひだおさかえき)」(岐阜県下呂市)

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△丸太で組まれたレトロな雰囲気が魅力的なJR高山本線の飛騨小坂駅

岐阜から飛騨山脈を抜けて富山までのびていJR高山本線。その沿線に飛騨小坂駅(ひだおさかえき)という木造の古い無人駅があります。
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飛騨小坂駅は飛騨地方南東部に位置する駅。その外観はユニーク。丸太造りの山小屋を想起させるつくりになっているのです。

飛騨小坂駅が開業したのは、国鉄高山線が開通した昭和8年(1933年)のこと。当時は国鉄高山線の終着駅でした。

飛騨小坂駅が木のぬくもりを感じさせる駅舎として完成したのは、飛騨小坂駅がある下呂市小坂町が木材の産地であることにちなんでいます。

これほどまでに丸太を多用した駅舎は、全国的にも珍しく貴重な存在といえるでしょう。

(地図)JR高山本線の飛騨小坂駅の場所


また、飛騨小坂駅の車寄せには社を思わせる千木が施されていますが、それは下呂市小坂町が古来より霊峰「御嶽山」への登山口となってきたことにちなんでいるようです。

そのたたづまいにには荘厳で神秘的な雰囲気さえ漂っています。

1 076JR高山本線の飛騨小坂駅前に立つ御嶽山登山口の石碑.jpg
△JR高山本線の飛騨小坂駅前に立つ御嶽山登山口の石碑

飛騨小坂駅は、丸太造りの開業当初のレトロな雰囲気が保存されていることなどが評価され、平成11年(1999年)「中部の駅百選」に選定されています。

現在の飛騨小坂駅は、1日100人ほどが乗降するひっそりとした無人駅になりました。普通列車のほか特急ワイドビューひだ号の一部列車も停車します。

高山本線には、JR武豊線や快速みえ号として活躍していたキハ75形も普通列車として活躍中(動画)



1 03飛騨小坂駅には、岐阜駅と富山駅を結ぶ特急ワイドビューひだ号の一部も停車4.jpg
△飛騨小坂駅には、岐阜駅と富山駅を結ぶ特急ワイドビューひだ号の一部も停車

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福島県会津地方にある茅葺屋根を冠した木造駅舎「湯野上温泉駅」(会津鉄道)

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△茅葺屋根を関する駅舎「湯野上温泉駅」に停車する会津鉄道の普通列車

福島県会津地方を走る会津鉄道の沿線には、茅葺屋根を冠した駅舎が特徴的な「湯野上温泉駅」があります。
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湯野上駅温泉駅が国鉄会津線の駅として開業したのは昭和7年(1932年)のこと。

そのときは湯野上駅という駅名でしたが、昭和62年(1987年)沿線が国鉄の路線から第三セクター鉄道の会津鉄道に移管されたときに、湯野上温泉駅という駅名に改称。

さらに、近隣の観光スポット「大内宿」になぞり茅葺屋根を冠した駅舎に生まれ変わりました。

IMG_50会津鉄道の「湯野上温泉駅」。江戸時代の風情が感じされる92.JPG
△会津鉄道の「湯野上温泉駅」。江戸時代の風情が感じされる

湯野上温泉駅の待合室には、土産屋があり会津地方の特産物やお菓子などが販売されているほか、改札口の手前には昔ながらの囲炉裏も構えられています。

そんなレトロな雰囲気も評価され、湯野上温泉駅は「東北の駅100選」に選ばれています。

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△会津鉄道「湯野上温泉駅」の待合室には昔ながらの囲炉裏がある

会津鉄道の列車が発着しているのは、2013年の大河ドラマ「八重の桜」の舞台ともなった福島県会津地方の中心、会津若松駅。

会津鉄道を走る列車はJRの路線をしばらく走った後、西若松駅から会津鉄道に入り、阿賀野川の支流にあたる大川に沿って南へ走っていきます。

西会津駅から7つめの駅が湯野上温泉駅。会津鉄道の湯野上温泉には、普通列車のほか、優等列車の快速AIZUマウントエクスプレスも停車します(会津鉄道の時刻表はこちら/会津鉄道の運賃表はこちら

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△会津若松〜東武鬼怒川・日光を結ぶ快速AIZUマウントエクスプレスも湯野上温泉駅に停車

湯野上温泉駅の付近及び近郊の見どころ

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ホームが県境をまたぐJR九州の木造駅舎「宝珠山駅(ほうしゅやまえき)」(JR日田彦山線)

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△レトロなムードが漂う木造駅舎、宝珠山駅

JR九州のJR日田彦山線には、ホームに県境があるという珍しい駅があります。それは宝珠山駅(ほうしゅやまえき)という無人駅です。
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宝珠山駅はホームの3分の2が福岡県(福岡県朝倉郡東峰村)、3分の1が大分県(大分県日田市)に属しており、県境をまたぐ駅としては九州エリアで唯一無二の存在です。

宝珠山駅は昭和12年(1937年)に開業。現在の駅舎は老朽化のために平成10年(1998年)に建て替えられたものです。

ただ、新駅舎は旧駅舎のデザインが踏襲されたため、昭和初期の香りがするレトロな雰囲気を醸し出しています。

宝珠山駅は木造平屋建てで壁は板壁。改札口やホームにあるベンチも木造。

まだ駅舎構内は新しい感じがしますが、年月を経るごとに味が出てくることでしょう。
IMG_236宝珠山駅のベンチと改札口も昔ながらの風情があり3.JPG
△宝珠山駅のベンチと改札口も昔ながらの風情があり

宝珠山駅のホーム単式ホーム(1面1線)。その一角には、その地点が福岡県と大分県の県境であることを示す標識も立てられています。

大行司駅方面が、福岡県朝倉郡に属し、大鶴駅方面側が大分県日田市に属します 
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県境の部分には、地元、福岡県朝倉郡東峰村の特産物である小石原焼の登板が埋められています。
IMG_23宝珠山駅のホーム上にある、福岡県と大分県の県境を示す標識60.JPG
△宝珠山駅のホーム上にある、福岡県と大分県の県境を示す標識

宝珠山駅のあるJR日田彦山線には気動車がのんびりと走っています。

JR日田彦山線はかつて添田の石炭や香春などから産出される石灰石を運搬するために敷設されました。

しかし、石炭から石油へとエネルギーが移行し、炭鉱がさびれたあとは、まるで時が止まったかのように昔ながらの鉄道風景が残されました。

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△JR日田彦山線を走る気動車。宝珠山駅にて

JR日田彦山線を走る列車は、福岡県の小倉駅を出発し、城野駅からJR日田彦山線に入り、車窓に山並みを映しながらのんびりと走っていきます。

(宝珠山駅の時刻表はこちら

(地図)

△日田彦山線「宝珠山駅」の場所



宝珠山駅を経て夜明駅からはJR九大本線に入って大分県の日田駅まで結びます。

時間帯にもよりますが、宝珠山駅を通る列車は概ね、2時間に1本程のペースで運行されています

洋館と寺院が折衷した駅舎「旧奈良駅舎」(奈良県奈良市)

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△和洋折衷の構造が特徴の、現JR奈良駅の北東18m地点にある旧奈良駅舎

現在のJR奈良駅は立体高架駅で、JR大和路線、JR奈良線、JR桜井線の列車が発着しています。
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かつての旧奈良駅は地上駅で、洋館と寺社を合わせたさせたような和洋折衷の外観が印象的な建物。

そんな旧奈良駅舎は、現在のJR奈良駅の北東18mに、現在も立っています。

旧奈良駅舎は帝冠様式でつくられた鉄筋コンクリート平屋建て。方形屋根の上には奈良の寺院を思わせる九輪がのっていて、四隅には、風鐸も見られます。

旧奈良駅舎が二代目奈良駅舎として竣工したのは昭和9年(1934年)のこと。以来、奈良の玄関口として約70年間に渡り親しまれてきました。

しかし平、成9年(1997年)、奈良駅周辺の地域の再開発の一環としてJR奈良駅連続立体交差事業が決定したのを受けて、旧駅舎の解体・撤去が検討されることになりました。

そんなとき立ち上がったのが旧奈良駅舎を愛する奈良市民や建築家らでした。

「JR奈良駅舎を生かす会」を結成し駅舎の保存を要望する署名活動を行ったのです。
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その熱い気持ちは県やJRにも伝わり、地域の人々の愛着度の高さや駅舎の文化価値をふまえ、再検討がなされた結果、旧奈良駅舎は保存されることになりました。

平成16年(2004年)、旧奈良駅舎は、曳家と呼ばれる工法で移設。反時計回りに13度回転させたあと、北東に4日間かけて18m移動しました。

現役の駅舎としての役割は終えたものの、旧奈良駅舎は解体されず保存され今に至ります。

そして平成21年(2009年)、旧奈良駅舎のなかに奈良市総合観光案内所がオープン。

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名湯道後温泉の玄関口 伊予鉄道「道後温泉駅」(愛媛県松山市)

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△伊予鉄道の路面電車と道後温泉駅

道後温泉駅は愛媛県松山市内にある伊予鉄道(城南線)の駅で、名湯道後温泉の最寄り駅として知られています。
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<レトロなムードの道後温泉駅>

伊予鉄道の道後温泉駅は三角屋根が印象的なレトロな雰囲気の駅舎。

道後温泉駅が開業したのは1895年8月のことです。

現在の駅舎は老朽化のために1986年に建てなおされたものですが、旧駅舎の資材の一部が用いられているほか 旧駅舎を忠実に再現されているため、明治時代の文明開化の息吹を感じさせてくれるたたずまいになっています。


△伊予鉄道道後温泉駅の場所

伊予鉄道城南線には、「みかん列車」とも称されるオレンジ色とクリーム色をベースにした路面電車が運行されています。

昔ながらの素朴な路面電車です。

また、同線には夏目漱石の小説「坊っちゃん」ゆかりの観光列車「坊っちゃん列車」も走っています。

終着駅である道後温泉駅では、引き上げ線にて坊っちゃん列車の機関車の方向転換も行われています

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△伊予鉄道の観光列車「坊っちゃん列車」と道後温泉駅

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新幹線停車駅としては全国唯一の木造駅舎「掛川駅(北口)」(静岡県掛川市)

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△杉板をつかった三角屋根が印象的な 掛川駅(北口)

静岡県の西部に位置するまち掛川。戦国時代に掛川城を中心とする城下町として、江戸時代には東海道の宿場町として発展してきました。
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産業では農業が盛んで緑茶の生産量は全国でも有数を誇ります。

掛川市の中心部にある掛川駅は、東海道新幹線、JR東海道線、天竜浜名湖鉄道の列車が乗り入れ1日に12000人以上が乗降する駅。

その北口は、木造駅舎となっていてなつかしい雰囲気をつくりだしています。

全国には木造駅舎はたくさんありますが、新幹線が停車する大規模な駅で木造駅舎が残されているのは掛川駅が全国唯一の貴重な存在ということになります。

木造駅舎が観られるのは、掛川駅の北口です。その外観は三角屋根がなんとも印象的。

黒光りする外壁には杉板が使用されています。また内装も風情があり、ヒノキ材がつかわれているだけに、切符を買っているときも、その木のぬくもりや香りにほっとさせられます。

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△ヒノキをつかった掛川駅(北口)の内装

掛川駅は、明治22年(1889年)に、静岡駅と浜松駅間に鉄道が開通した時に開業しました。

昭和15年(1940年)に現在のスタイルの駅舎に改築。
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以降、第二次世界大戦の戦禍や自然災害もくぐりぬけ、昭和63年(1988年)には東海道新幹線のこだま駅が停車するようになりました。

周囲のまちなみは新幹線駅ができたことで大きく近代化されましたが、掛川駅は木造のまま保存されました。

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△JR東海道線の電車が発着する掛川駅のホーム

しかし、老朽化が進み耐震性の問題でJR東海は木造駅舎の取り壊しを検討。

そんななか、掛川城天守閣を木造復元するなど木の文化を大切にしてきた掛川市民による保存運動が広がます。

鉄筋コンクリート化を決めていたJR東海も、住民たちのその熱い思いにを打たれ、木造のまま掛川駅の耐震化工事が行われることになりました。

そして木のぬくもりが残された外観を残し、2014年1月に耐震化作業が無事完了し現在に至るのです。

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(宿泊情報)
掛川の観光に便利な、掛川駅周辺の宿一覧

(地図)
△木造駅舎のある掛川駅(北口)の場所(静岡県掛川市)

新橋駅SL広場に展示されているSLが現役時代走っていた場所は?

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△新橋駅日比谷口を出た広場(新橋駅SL広場)に展示されている蒸気機関車(C11-292)

 JR、東京メトロ、都営地下鉄、ゆりかもめの列車が乗り入れ一日40万人以上が利用しているとされる新橋駅。
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新橋駅の北西側にある日比谷口を出ると、ビルに囲まれてちいさな広場が広がっています。

ニュース番組などで、サラリーマンやOLに街頭インタビューがよく行われている新橋駅SL広場です。

新橋SL広場の一角には、一両のSLが静態展示されています。保存状態もよく今にも黒煙を上げて走り出しそうなSL。

このSL(C11形蒸気機関車(C11−292))は昭和20年(1945年)に製造されたものです。

現役時代は東京を走っていたのだろうなあと想像しながら調べてみると、東京は走ったことが一度もないとわかりました。

一体、どこを走っていたのかというと。兵庫県の姫路機関車区に所属し、播但線、姫新線、山陽本線といった中国地方で活躍していたというのです。
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播但線は、兵庫県の西部にある姫路駅から兵庫県朝来市の和田山駅に至る路線。

山間部を抜けていき、和田山から山陰本線を少し走ると豊岡や城崎温泉に至ります。

姫新線は姫路駅から丹波黒豆の山地としてしられる播磨や醤油の産地、龍野を抜け、岡山県美作地方の中心地津山からさらに西に位置する新見に至る路線です。

いずれもカーブの多い山林や田畑を抜けていく典型的なローカル線です。

IMG_017姫新線沿線の風景。現在でも田畑や山林が広がる
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△姫新線沿線の風景。現在でも田畑や山林が広がる

 そんな山間部をのんびり走っていたSLが都会のどまん中に展示されることになるとは意外なことかもしれません。

このSL(C11形蒸気機関車(C11−292))が現在の新橋駅SL広場に展示されることになったのは昭和47年(1972年)10月14日。

日本初の鉄道が新橋ー横浜間に走った明治3年(1872年)10月14日からちょうど100周年にあたる日でした。

国鉄(現在のJR)が港区に無償貸与しこの新橋SL広場に静態展示されることになったのです。

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東京都品川区にある「旧新橋停車場」|日本初の鉄道が走った新橋駅(汐留駅)の歴史

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△オフィッスビルに囲まれてひっそりと立つ旧新橋停留所

明治5年(1872年)10月14日、日本初の鉄道が新橋駅ー横浜駅間に敷設されたことは有名な話です。

しかし、そのときの新橋駅は、現在のJR新橋駅とは全く違う駅であり、かつて汐留駅と呼ばれていたことは、意外と知られていないことかもしれません。
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 日本初の鉄道路線の起点となった新橋駅があったのは、現在の新交通ゆりかもめ汐留駅から近いところにある旧新橋停留場がある場所です。

戦国時代まで汐留一帯は、葦が生い茂る地であったそうです。

徳川家康が江戸幕府を開き、江戸城の汐留の一体と埋め立てを実施。その埋立地には全国の大名たちの屋敷が立ち並んでいたと伝えられます。

 明治時代になり、日本では鉄道を敷設しようという機運が高まっていました。

渡欧した伊東博文や大隈重信らがヨーロッパの鉄道を目の当たりにし明治政府に鉄道の敷設を要望したのです。

西郷隆盛ら反対する有力者もいたものの、明治政府はその要望を聞き入れ、鉄道の技術者としてエドモンドモレルを招聘し測量や技術者養成など依頼しました。

 とはいえ資金が十分でなかった明治政府は、測量の結果、試験的に新橋ー横浜間の29kmの建設を進めます。

新橋駅はリチャード・ブリジェンスが設計し、明治3年(1970年)より建設がはじまり、木造石張り二階建ての駅舎が明治5年(1972年)に完成しれいます。

ついに、新橋ー横浜間が一本のレールで結ばれることになりました。
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記念すべき日本で初めて鉄道が走ることになった明治5年(1872年)10月14日には盛大に式典が行われ、明治天皇御座乗特別列車の運行が行われたと伝えられています。

・かつて新橋〜神戸間の急行列車などに使われていた蒸気機関車の模型

詳しく見る>> 6200 鉄道作業局D9 (国鉄6200) 三田模型 真鍮製 1/80 16.5mm(HO)ゲージ 蒸気機関車

 鉄道敷設から40年ほど経った1914年のこと、赤レンガをつかった日本最大級の駅舎「東京駅」が完成しました。

東京における旅客駅としての役割は新橋駅から東京駅に移行。それを機に、新橋駅は貨物駅としての新たなスタートを切り「汐留駅」と改称することになります。

そして「新橋」という駅名称は、隣にある鳥森駅が引き継ぐ形となりました。それが、現在のJR新橋駅です。
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△JR山手線やJR京浜東北線などの列車が発着する現在のJR新橋駅 

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大正3年(1914年)開業当初の姿に復原されたJR東京駅(JR東京駅丸の内口)

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△大正3年(1914年)開業当時の姿に復原され、2014年に100歳を迎えた東京駅。駅舎のレンガが重厚

 2012年10月に大正3年(1914年)の開業当時の姿に復原された東京駅は、ドーム型の屋根を備えた赤レンガづくりの駅舎。
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国指定の重要文化財に指定されている 重厚でレトロな雰囲気は、鉄道史の長さと奥深さを改めて感じさせてくれます。

 大正3年(1914年)の開業当時の姿に復元され2年経った2014年12月に東京駅は竣工100周年を迎えました。

それと同時にJR東日本売り出した東京駅記念SUICAは受付から3日で170万枚もの購入希望者が殺到。

長蛇の列ができる大反響ぶりで、東京駅に対する大衆の注目度の高さが改めてうかがえた形となりました。

 明治22年(1889年)、新橋と上野間を結ぶ高架線に中央停車場が設けれました。

東京が文化・経済・政治の中心地となり人々の往来が多くなるともに、レンガを主体とする日本最大級の駅舎建築が構想されました。

 そしてその構想が現実のものとなっていきます。
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日本近代建築の基礎をつくりあげた辰野金吾氏が東京駅を設計し工事がはじまりました。

辰野金吾氏は、辰野式フリークラシックと呼ばれる建築様式を確立した日本建築界の第一人者として知られる人物でした。

ちなみに辰野金吾氏は東京駅のほか、日本銀行本店や奈良ホテルなども手がけた人物。

数年にわたる工事の末、大正3年(1914年)ついに赤レンガ造りの駅舎が完成しました。

小さな停車場だった駅が「東京駅」として新たな歴史を刻み始めた瞬間でした。

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△東京駅丸の内南口改札口付近にて ドーム型構造の屋根を内部からも鑑賞

 しかし東京駅は昭和20年(1945年)のこと、第二次世界大戦の空襲によって、東京駅も大きく損傷することになりました。外壁を除く部分の多くは消失・・。

 それから70年近い歴史が流れ、東京駅100周年が近づいたのを契機に、戦前の壮麗なる赤レンガ造りの
東京駅をまた見たいという声が高まり、復元作業が進められていきました。

2012年10月に復原作業がついに完了。大正時代の雰囲気そのままの赤レンガづくりの重厚で壮麗な東京駅が、JR東京駅の丸の内口に出現しました。

駅舎のレンガが当時の時代を物語っています。

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平城京の果てに立つ木造駅舎「京終駅(きょうばてえき)」(JR桜井線(万葉まほろば線)|奈良県奈良市)

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△明治31年に開業したJR桜井線の木造駅舎「京終駅」(きょうばてえき)

JR奈良駅からJR桜井線(万葉まほろば線)の普通列車に乗りひと駅行った「京終駅」は、明治31年(1898年)に開業した古い木造駅です。
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 京終駅は、平城京の南東約4kmほど行った端っこに位置することから「京(平城京)の終(はて)」ということで「京終駅」と名付けられました。

読み方は「きょうばて」で、難読駅名のひとつとしても知られています。

京終駅(きょうばてえき)が開業したのは明治31年(1898年)のこと。

現在のJR桜井線(万葉まほろば線)の前身である、奈良鉄道が京終〜桜井間の間に結ばれたときのことです。

京終駅(きょうばてえき)の近くには、旧天理街道が走り、かつての交通の要所でした。そのようなこともあり、貨物列車も乗り入れていた時期もあり。

京終駅(きょうばてえき)は、高野豆腐や野菜などが運ばれる拠点駅としても機能していたたとも伝えられています。

 しかし時代の流れとともに物資の運搬はトラックなどに移管されていきました。

現在の京終駅(きょうばてえき)は無人駅となり、学生たちが通学する時間帯を除くと、ひっそりと静まり返る駅となりました。
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 京終駅(きょうばてえき)は木造平屋建て。壁は板張りで、表面はうすいピンク色のペンキで塗られています。

車寄せには懸魚(けぎょ)が施され、屋根は瓦で葺かれていて、一見するとシンプルな駅舎に見えながら、なかなか意匠に凝ったデザインです。
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△京終駅(きょうばてえき)の構内。学生たちの通学時間以外はひっそりとした雰囲気

がらんとした感じの待合室には、木製ベンチが壁に沿ってコの字型で設置されています。

夕刻は陽の光がやわらかく差し込み、ノスタルジックな空間をつくりだしていました。
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△京終駅(きょうばてえき)の待合室。どこか時代をさかのぼった哀愁がただよう。

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明治31年に開業したJR桜井線(万葉まほろば線)の木造駅舎「櫟本駅(いちのもとえき)」(奈良県天理市)

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△櫟本駅に停車するJR桜井線(万葉まほろば線)の列車

沿線に万葉集に詠まれた旧跡が多く、「万葉まほろば線」という愛称がつけられてるJR桜井線。
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奈良盆地の素朴な田園風景を車窓に映し、ワンマン運転の2両編成の電車が、1時間に2本ほどのダイヤでのんびりと走っています。

 JR奈良駅から桜井方面への普通列車に乗ると、京終駅、帯解駅、櫟本駅と木造の駅舎が連続してあらわれます。

そのなかでも古きよき時代の風情をそのままの形でとどめている木造駅舎といえば、奈良県天理市にある櫟本駅(いちのもとえき)でしょう。

 櫟本駅が開業したのは明治31年(1898年)のこと。JR桜井線(万葉まほろば線)の前身である、奈良鉄道が京終駅〜桜井駅間の間に開通したときにまでさかのぼります。
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日本で初めて鉄道が開業したのが、明治5年(1872年)のことですから、櫟本駅がいかに古い駅舎かが分かります。
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△明治31年に開業の木造駅舎「櫟本駅(いちのもとえき)」(JR桜井線(万葉まほろば線))

 櫟本駅は、木造平屋建て。石垣の上にどっしりと立つ雰囲気には風格があります。屋根は瓦で葺かれていて重層な雰囲気。

黒ずんだ木で覆われた外壁や車止めからは、その木の質感や流れた年月の長さがひしひしと伝わってきます。

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△櫟本駅(いちのもとえき)の駅構内。券売機などはICOCAのリーダーなど設置されている

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昭和5年に改築された駅舎が昭和ムードを醸し出すJR神戸駅(JR東海道本線/JR山陽本線)

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△レトロな雰囲気が漂うJR神戸駅の駅舎

兵庫県神戸市中央区にある神戸駅は、JR東海道本線の西の終点でありJR山陽本線の起点となっている駅です。
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大規模な駅舎でありながら、JR神戸駅にはどこか昭和の香りが漂っています。それは、昭和5年に改築された駅舎が現在もそのまま使われているからに他ありません。

初代の神戸駅は、明治7年(1874年)開業の鉄道路線(大阪〜神戸)の終着駅としてスタートしました。

開業当初は、大阪駅、西ノ宮駅(現在の西宮駅)、三ノ宮駅、神戸駅があるのみで、汽車が大阪〜神戸間を約70分かけて結んでいたといいます。

昭和5年(1930年)、老朽化などにより初代神戸駅は鉄筋コンクリート2階建てである現在の駅舎に改築されました。

貴賓室も備え、当時としては全国でも屈指の豪華な駅として名を轟かせていたといいます。

神戸駅は、第二次世界大戦の戦火や阪神淡路大震災に遭いながらも大きな被害なく乗り越え、現在でも戦前の雰囲気を保っています。

そんな神戸駅は、その歴史などが評価され、近代化遺産に選ばれています。
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△昭和の風情があるJR神戸駅の構内

JR神戸駅は県庁所在地の名を関するだけに、さぞかし駅周辺は大都会かと思いきや、意外にもひっそりとしています。

ただ、かつて神戸駅の周辺には官公庁が集まり、隣接する湊川や新開地は商業地などとしてが栄えていたといいます。
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それが神戸市役所が三ノ宮駅の近くへ、県庁が元町駅の近くに移り様相が変わってきました。

さらに、山陽新幹線の開通により、新神戸駅も交通の要所となり、ますますJR神戸駅の役割は薄れていきました。
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△JR神戸駅に停車する新快速列車(網干・姫路〜米原・長浜・敦賀)

現在、神戸駅には新快速、快速、普通列車が停車。特急列車に関しては、特急はまかぜ号(大阪〜鳥取・倉吉)ほか、一部の特急列車を除き通過していきます。

神戸駅には、時代の流れがつくりだした独特の哀愁が流れています。

(地図)JR神戸駅の場所

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JR武豊線の沿線にある、日本最古の現役駅舎「亀崎駅」(愛知県半田市)

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IMG_02JR武豊線にある亀崎駅は明治19年(1886年)に開業した日本最古の現役駅舎73.JPG
△JR武豊線にある亀崎駅は明治19年(1886年)に開業した日本最古の現役駅舎

2015年3月1日、愛知県大府市の大府駅と知多半島の武豊駅を結ぶJR武豊線が電化されることになりました。これまでJR武豊線は非電化路線で、キハ75形気動車などディーゼルカーが走っていました。

それが電化されることでJR東海道線などを走っている311系車両が投入。そして、愛知県内のJRの路線は、JR武豊線の電化により、すべて電化が完了するということになります。
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 JR武豊線の歴史をたどると古く、開通したのは明治19年(1886年)にさかのぼります。

開通理由は東海道本線敷設で使う資材を運搬するためだと伝えられています。その後、東海道線が開通したことで、武豊線は当初の役割を終えました。

ただ、沿線の住宅化が進み、JR武豊線の列車は、新たに通勤・通学の足として機能するようになり現在に至ります。

ただ、名古屋の近郊エリアにある路線でありながら取り残されたように電化されることなく、120年以上の年月が経過していました。

そして、JR武豊線の沿線には、古きよき時代を感じさせる木造駅舎が現存しています。
IMG_0209.JPG
 そんなJR武豊線の中ほどには、「日本最古の現役駅舎」とされるJR亀崎駅があります。

亀崎駅ができたのは、武豊線が開通したとき、つまり、明治19年(1886年)です。

 「日本最古の現役駅舎」と聞けば、山のなかにひっそりとたたずんでいるイメージが浮かんできそうなもの。

しかし、現在のJR亀崎駅の周囲には住宅地が広がっていて、連日、名古屋方面への通勤・通学客が多く利用しています。

乗降数はJR武豊線のなかでは大府駅を除くと一番多いのだとか。

また、JR亀崎駅は駅舎の内部の大部分は改装されていて、ローカル線ならではのひっそりとした木造駅舎という雰囲気とは少し異なっています。
IMG_01亀崎駅39.JPG

 ただ、JR亀崎駅駅舎の建物資産標に「M19年1月」の文字が記されていることのほか、駅舎全体のたたづまい、木でできた柱や壁などから、その長い歴史が伝わってきます。
IMG_028亀崎駅7.JPG

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JR因美線にある登録有形文化財登録の木造駅舎「美作滝尾駅」(岡山県津山市)

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IMG_9567美作滝尾駅 JR因美線.JPG

岡山県の美作地方と鳥取県を結ぶJR因美線。その沿線に美作滝尾駅という、昭和3年に立てられた小さな木造の駅舎があります。
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JR美作滝尾駅は、平屋建ての駅で屋根は瓦葺き。

改札口や駅事務室、宿直室、待合室など木製で、長い年月をかけて使い古された木の質感が伝わってきます。

国鉄因美線時代の原型をとどめていることや、昭和初期の標準的な小規模駅舎であることなどが評価され、2008年にJR美作滝尾駅は、登録有形財に認定されました。

JR美作滝尾駅の背景には中国山地の山並みが連なり、周囲には田園も広がっています。

そんな豊かな自然に囲まれていることもさらにレトロな駅舎の雰囲気を高めてくれます。
IMG_9619美作滝尾駅.JPG

そんなJR美作滝尾駅は映画「男はつらいよ」(山田洋二監督 渥美清主演)のロケ地ともなったこともあります。

それは同シリーズの最終作となった映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花 [ 渥美清 ]の冒頭シーン。

駅員が駅の事務室で新聞を読んでいると、そのなかに、寅次郎の尋ね人広告が掲載されていました。

そのとき、駅の窓口に寅次郎がやってきました。そして勝山までの切符を2枚購入するのでした・・
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…そんな映画のワンシーンに登場するのがJR美作滝尾駅です。映しだされる木造の机や椅子も美作滝尾駅の事務室のもの。

ちなみに無事にロケが終了した後、JR美作滝尾駅の駅前には、映画「男はつらいよ」の撮影記念碑も立てられました。
IMG_9662美作滝尾駅.JPG

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